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楽天損保/PAP(総合自動車保険)の概要

楽天損保/PAP(総合自動車保険)は、正式名称は楽天損害保険株式会社で、楽天グループの損害保険会社です。
1951年に財界人や有力企業「野村證券、大和銀行、第一銀行」などより資本を受けて設立しました。
同年3月に火災、海上及び運送保険の事業免許を取得して、朝日火災海上保険株式会社として営業を開始してから、2018年7月に社名を楽天損害保険株式会社と変更になりました。
楽天インシュアランスホールディングス株式会社の100%子会社として、自動車保険、医療保険、火災保険を提供しています。
会社のデータとしては「保有契約件数:非公開)」「単体ソルベンシー・マージン比率:694.5%(2017年年度)」と損害保険会社としては業界トップクラスの契約件数を上げ、ソルベンシー・マージン比率も十分な数値ですので保険金の支払い能力にも問題がない、信頼性の高い損害保険会社と言えます。「日本格付研究所(JCR)A」と、実績も確かなものがあります。
自動車保険のサービスの特徴としては「最短即日の補償開始」「事故対応は、土日の事故でも即日対応・即日報告」「ロードサービスは年中無休で24時間365日対応」「レッカーの無料けん引距離は20万円を限度」「ガス欠時も10リットルまでは無料で燃料補給」等があります。
補償は一般的な自動車保険の補償が網羅されており、特約としては「自動車事故弁護士費用等補償特約」「個人賠償特約」「車内積載動産補償特約」「ファミリーバイク特約」が、付帯可能です。割引は、「複数所有新規割引」「ノンフリート多数割引」「ASV割引(自動ブレーキ割引)」「新車割引」「ハイブリッド車割引」「電気自動車割引」があります。
保険期間6年の長期契約となっているため、1年契約よりも保険料が、割安で契約できるという利点もあります。
そのことにより、保険契約期間中の免許の色が変わったり、事故による等級ダウンになったりしても、保険料はすぐに反映されないことから影響を受けにくいといった特徴もあります。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)は、長期契約のメリット以外に「対人賠償責」「対物賠償」「人身傷害補償」「車両保険」の4つの補償内容を自由に組み合わせてることが、できる自動車保険です。
そのため、ライフスタイルにあわせて、必要な補償をカスタマイズが可能になり保険料をおさえることもできます。
ロードサービスには「楽天損保あんしんダイヤル」に登録することで「楽天損保GPS位置情報サービス」の利用が可能です。
正確な位置情報を確認したうえに、迅速に事故報告やロードサービスが利用できます。
事故対応・ロードサービス・保険料の総合的にレベルの高い自動車保険となっています。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)のメリット
- 補償内容を自由にカスタマイズできる
- 最短即日で補償が開始できる
- 事故対応は、土日の事故でも即日対応・即日報告
- ロードサービスは年中無休で24時間365日対応
- レッカーの無料けん引距離は20万円を限度
- 6年の長期契約で保険料が割安
- ガス欠時も10リットルまでは無料で燃料補給
- 楽天損保あんしんダイヤルあり
- 楽天損保GPS位置情報サービスあり
楽天損保/PAP(総合自動車保険)のデメリット
- 走行距離について割引の適用がない
- 協力工場の数はそれほど多くない
- バッテリー上がりの対応は契約期間1回まで
- ガス欠時の燃料補給も契約期間1回まで
- 事故対応の担当者レベルへの不満が大きい
- 宿泊費用、帰宅費用、ペットに関する費用がない
- ゴールド割引の適用がない
- 本人限定割引の適用がない
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の経営の健全性と実績
2018年7月より自動車保険の取り扱いを始め、まだ実績が浅いにもかかわらず、日本格付研究所(JCR)Aの実績は信頼性の高いものと考えて良いでしょう。
ソルベンシー・マージン比率(保険会社の保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率)も、200%を超えていれば安全と判断される中で、単体ソルベンシー・マージン比率が694.5%%ですので、保険金の支払い能力には問題がないと考えらえます。
自動車保険会社 | 楽天損害保険株式会社 |
保有契約件数 | 非公開 |
実績 | 日本格付研究所(JCR)A |
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の事故対応サービス
事故対応の特徴は、24時間365日の事故受付と、即日対応・即日報告にあります。
土日祝日も即日対応になるので事故発生時の安心感があると言えます。「楽天損保あんしんダイヤル」に付随した「楽天損保GPS位置情報サービス」によって、迅速な事故対応を可能にしています。
全国に9,550カ所ある緊急発進拠点数から、すぐに駆け付けてくれるので安心して事故に対応できるメリットがあります。
ただし、口コミの不満点を見ると「事故後の担当者の交渉力が弱い」「相手側に有利な示談になってしまった。」という声が少なくありません。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)は規模の大きい損害保険会社であるため、その分、交通事故の示談交渉の力量も、担当者ごとにばらつきがあり、経験の浅い担当者にあたってしまった場合には、不満を感じることも多いようです。
事故対応顧客満足度 | - |
事故対応スピード | 24時間365日土日祝日・即日対応・即日報告 |
事故対応の特徴 | - |
楽天損保/PAP(総合自動車保険)のロードサービス
ロードサービス自体は、基本的な故障時緊急修理サービスに加えて、利用者が指定する修理工場の有無にかかわらず、レッカーけん引について20万円までの補償が、付帯されているのも、他の自動車保険と比較したときの優位性となっています。
また、使い勝手の良いロードサービス「楽天損保あんしんダイヤル」があり、ロードサービスの一発呼び出し、事故直後の取るべき行動のナビゲート、事故メモ(文字・画像・音声保存)、GPSによるロードサービス呼び出し機能と、利便性は高い自動車保険です。
一方でデメリットとしては、「バッテリー上りへの対応」は保険期間中1回まで無料、「ガス欠時の給油」は、保険期間中1回まで10リットルまで無料と、無料条件が厳しく設定されています。
他の損害保険会社と比較すると若干提携している修理工場の数が少ないため、代車がないなどの事情で近くの修理工場を利用できな可能性も大きいのです。
サービスセンター件数 | 7カ所 |
修理工場 | 非公開 |
委託契約をしている弁護士数 | 非公開 |
ロードサービス拠点 | 9,550カ所 |
ロードサービス内容 | バッテリーの点検 ジャンピング(バッテリー接続によるエンジン起動)、交換作業(バッテリー上りは保険期間中1回まで) ガス欠時の燃料補給(10 リットルまでのガソリンまたは軽油の補給) キー閉じ込み時のカギ開け タイヤパンク時のスペアタイヤへの交換 各種オイル漏れ時の点検・補充 冷却水補充 各種灯火類のバルブ交換 ボルト増し締め 脱輪、乗上げの引出し作業 上記以外のトラブルで、作業時間30分までの現場での応急作業 |
無料レッカー:工場まで | 20万円限度 |
無料レッカー:お客様希望先 | 20万円限度 |
宿泊・帰宅費用の距離制限 | なし |
宿泊費用 | 補償あり |
帰宅費用 | 補償あり |
帰宅レンタカー費用 | 補償あり |
ガス欠時の燃料補給 | 10Lまで無料※契約期間中1回まで |
ロードサービスアプリ | あり |
その他のロードサービス | - |
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の保険料
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の保険料は、走行距離に応じた保険料の算出には対応しておらず、6年間の長期契約であれば、保険期間途中にブルー免許に変更になっても、保険期間中はゴールド免許が適用されます。
また等級ダウン事故があっても保険期間途中で反映されないといった傾向にあります。
「楽天損保/PAP(総合自動車保険)」は、補償内容を自由に組み合わせてカスタマイズできるため不要な補償をはずして、保険料を安くできるといった利点もあります。
割引サービスは「ASAP安心プラン割引」「複数所有新規割引」「ノンフリート多数割引」「ASV割引(自動ブレーキ割引)」「新車割引」「長期優良契約割引」「ハイブリッド車割引」「電気自動車割引」が用意されています。
保険料決定の特徴 | 6年の長期契約で保険料が割安 |
ファミリーケア特別見舞金特約 | なし |
インターネット割引 | なし |
本人限定割引 | なし |
ASV割引(自動ブレーキ割引) | あり |
証券ペーパーレス割引 | なし |
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の保険料調査・見積もり結果
試算条件
- 保険始期日:2019年1月1日
- 他の自動車保険契約中の車:なし
- 初度登録年月:2018年1月
- メーカー:ホンダNB0X
- 型式を入力する:DBA-JF3
- 自動ブレーキ装置:ついている
- 車の使用目的:家庭用
- 1年間の走行距離:7,000km以下
- 記名被保険者:契約者自身
- 生年月日:昭和63年1月1日(1988年1月1日)
- 運転免許証の色:青
- 補償の範囲:記名被保険者に限定
- 年齢条件:30歳以上を補償
- 保険証券の発行:しない
- 車両保険:希望する
見積もり結果
- 保険期間6年間(一時払い)総額保険料:338,070円
- 保険期間6年間(年払い)総額保険料:345,240円
- 1年目:年84,460円
- 2年目:年62,580円
- 3年目:年52,780円
- 4年目:年50,830円
- 5年目:年48,350円
- 6年目:年46,240円
- 保険期間6年間(月払い)総額保険料:362,280円
- 1年目:月7,380円(年88,560円)
- 2年目:月5,470円(年65,640円)
- 3年目:月4,620円(年55,440円)
- 4年目:月4,450円(年53,400円)
- 5年目:月4,230円(年50,760円)
- 6年目:月4,040円(年48,480円)
車両保険金額
- 1年目:195万円
- 2年目:155万円
- 3年目:125万円
- 4年目:105万円
- 5年目:90万円
- 6年目:80万円
見積りプラン名 | セレクトプラン |
1回払保険料 | 一時払い:338,070円 |
分割回数 | 年払い:6回 月払い:72回 |
分割払保険料:1回分 | 年払い:46,240円~84,460円 月払い:4,040円~7,380円 |
分割払保険料:年額 | 年払い:46,240円~84,460円 月払い:48,480円~88,560円 |
保険料の支払方法 | クレジットカード払い(1回、12回) インターネットバンキング払い 払込票でのお支払い 銀行振込 |
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
対物超過 | 対物賠償で補償 |
人身傷害 補償タイプ | 車内のみ補償型 |
人身傷害 保険金額(1名につき) | 3,000万円 |
搭乗者 傷害一時金 | あり |
搭乗者 死亡・後遺障害 | なし |
無保険車傷害 | 無制限 |
車両保険補償タイプ | 一般型 |
車両 保険金額 | 80~195万円 |
車両保険 免責金額(1回目) | 20万円 |
車両保険 免責金額(2回目以降) | 20万円 |
免責ゼロ特約 | なし |
新車買替特約 | なし |
事故時レンタカー費用特約 | なし |
車内身の回り品 | なし |
弁護士費用等補償特約 | なし |
個人賠償特約 | なし |
傷害特約 | あり |
ファミリーバイク特約 | なし |
他車運転特約 | あり |
自転車事故補償特約 | なし |
対物差額修理費用補償特約 | なし |
ファミリーケア特別見舞金特約 | なし |
インターネット割引 | なし |
本人限定割引 | なし |
ASV割引(自動ブレーキ割引) | あり |
証券ペーパーレス割引 | なし |
見積もり結果の考察
上記の試算条件では、長期割引の適用により保険料が、割安になるため「同条件で他の保険会社で見積もりを取った金額よりも、安い」という結果になっています。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)は、保険料の安さでもおすすめできる自動車保険となっています。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の補償の特徴
セレクトプラン(6年長期)で推奨されたものは、
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:無制限
- 人身傷害:3,000万円(車内のみ)
- 搭乗者傷害:部位症状別
- 無保険車障害:無制限
というものでした、人身傷害の保険金額が若干安いという側面がありますが、基本的な補償と言って良いでしょう。
車両保険も、免責額は1回目、2回目共に20万円と少し高額な設定となっています。
楽天損保/PAP(総合自動車保険)の特約オプション
車両新車取得費用補償特約
新たに購入した自動車が、事故によって、新車価格保険金額の50%以上の大きな損害を被った場合に、あらかじめ設定されている新車価格の保険金額を限度に、自動車の再購入費用または修理費用を支払います。
ただし、事故日の翌日から起算して、6か月以内に代わりの自動車を購入した場合、または修理された場合に限って補償します。
事故・故障時レンタカー費用補償特約
契約の自動車が、事故や故障によって、自力走行不能となり、レッカーけん引された場合、または事故や盗難により自動車が、使用不能となった場合に限って、レンタカー費用について、契約時に設定した1日あたりの保険金日額を限度に保険金を支払います。
- 補償期間:事故の場合は最長30日、故障の場合は最長15日
車内積載動産補償特約
偶然な事故により、契約の自動車の車内または、キャリア、トランクなどに積載された個人所有の日常に使用する動産(カメラ、ゴルフセットなど)に生じた損害に対して保険金を支払います。ただし、車外キャリアに固定された動産の盗難を除きます。
- 支払い限度額: 1事故につき30万円(免責金額5,000円)
自動車事故弁護士費用等補償特約
契約の自動車に搭乗中の方が、自動車事故により、法律上の損害賠償責任を負う場合には、その際に生じる「弁護士に委任・相談弁護士に委任・相談」費用について、補償します。
契約の自動車以外の自動車に搭乗中や歩行中などでも、自動車に起因する事故であれば、保険金を支払います。
- 弁護士費用:1名につき300万円を限度
- 法律相談費用:10万円を限度
個人賠償責任補償特約
自動車事故以外の日常生活の偶然な事故により、他人にケガをさせたり他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に、賠償額を補償します。
- 支払い限度額:国内無制限(示談交渉サービスあり)
- 支払い限度額:国外1億円
ファミリーバイク特約(人身傷害・自損傷害)
原付バイクの事故により、被保険者(補償の対象となる方)が死傷された場合に補償します。
記名被保険者またはその同居家族の方が原動機付自転車を運転中の事故に対して、相手側へは「対人・対物賠償」から、傷害補償については「ファミリーバイク特約(人身傷害)」は、人身傷害保険から補償し「ファミリーバイク特約(自損傷害)」は、自損事故傷害特約から、保険金を支払います。
車両保険無過失事故特約
契約の自動車と相手側の自動車との接触または衝突などによる自動車事故であっても、法律上の賠償を負わないと判断される、無過失の事故であれば、車両保険金を支払いした場合でも、ノンフリート等級および事故有係数適用期間の決定においてその事故が、なかったものとして、次年度の等級へ影響がない「ノーカウント事故」として取り扱います。
車両全損時臨時費用補償特約
車両保険金の支払い対象となる自動車事故により、契約の自動車が全損となった場合に、車両保険金額の10%(20万円を限度)を支払います。
対物超過修理費用補償特約
対物賠償責任保険で保険金の支払い対象となる自動車事故であれば、相手側の自動車の修理費が、その自動車の時価額を上回る場合に、修理費との差額分を「過失割合を乗じた金額」または「50万円」のいずれか低い額を限度に保険金を支払います。
ただし、相手の方の自動車が事故の起算日の翌日から6ヶ月以内に修理をした場合に限ります。
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