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チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の概要
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険は、正式名称はチューリッヒ・インシュアランス・グループで、スイスのチューリッヒを拠点とした保険事業の中心にしている金融グループ会社です。
1872年に設立された後、1998年9月に、ブリティッシュ・アメリカン・タバコの金融サービス事業と合併しています。1986年には、チューリッヒ保険会社の日本支店が、東京で設立されました。
2014年時点では、世界170カ国以上の事業拠点と55,000人の従業員を有しており、グローバルに事業を展開しています。
会社のデーターとしては、2018年度第1四半期末時点で「保有契約数:837,018件」「単体ソルベンシー・マージン比率:573.4%」とダイレクト系の損害保険会社としては、同じくダイレクト型外資系のソニー損保に続く、業界トップの2グループに属していながら、契約件数を上げています。
単体ソルベンシー・マージン比率は、申し分ない数値ですので、保険金の支払い能力にも問題がない、信頼性の高い損害保険会社と言えます。
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険が、選ばれる理由として、事故対応満足度96.6%を誇る、迅速な事故対応にあまります。当日20時までに事故受付が完了した場合には1時間以内の連絡、そして専任担当者からは、翌営業日には対応を行います。
専門的なスキルをもっている、人身事故・物損事故など、事故対応のスペシャリスト在籍しており、専任担当者となって、示談交渉サービスから事故解決まで責任を持って対応します。事故解決が、早ければ当日の保険金支払いまで行っています。
自動車保険の特徴としては、業界最高レベルのロードサービス無料対応があります。「24時間365日対応」「10Lまで無料で給油」「レンタカー24時間無料」「レッカー100㎞まで無料」「バッテリー上がりも無料」「修理後の車両搬送費も無料」というように、無料サービスの充実度には、群を抜いています。
また「宿泊費用」「帰宅費用」は限度額がなく「応急処置の時間制限なし」というように、他社にくらべて補償の範囲が広いところも目立っていいます。そして、日常生活におけるケガを補償する「傷害特約」をセットできる自動車保険でもあります。
電話やインターネットでの手続きをメインにしたダイレクト販売の自動車保険として、コストダウンに努めて、年間保険料の節約が「10,236円以上」という実績もあります。
さらに、「インターネット割引」「紹介割引」「e証券割引」「早期契約割引」「新車割引」「エコカー割引」など多数の割引を適用することによって、保険料の安さでも顧客満足度の高い保険会社と言えます。
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険のメリット
- 走行距離に応じた保険料算出システムを採用している分保険料が安くなる
- 最短即日で補償が開始できる
- 事故対応は、土日の事故でも即日対応・即日報告
- 修理後の搬送費用全額サポートあり
- ロードサービスは年中無休で24時間365日対応
- 帰宅費用限度額なしサポートあり
- 宿泊費用限度額なしサポートあり
- レッカーの無料けん引距離は100km
- ガス欠時も10リットルまでは無料で燃料補給
- 旅行キャンセル費用を50,000万円まで補償
- 応急処置は時間の制限なく無料対応
- ペットにかかる費用もサポートあり
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険のデメリット
- 走行距離が長い方は逆に保険料が割高になる
- 指定修理工場への案内は事故時のみ対応
- バッテリー上がりの対応は契約期間1回まで
- ガス欠時の燃料補給も契約期間1回まで
- 事故対応の担当者レベルへの不満が大きい
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の経営の健全性と実績
2018年度第1四半期末時点で、契約837,018件の保有台数があり、ダイレクト自動車保険では、トップクラスの第2グループに属する業績の高い保険会社です。
ソルベンシー・マージン比率(保険会社の保険金等の支払能力の充実の状況を示す比率)も、200%を超えていれば安全と判断される中で、単体ソルベンシー・マージン比率が573.4%ですので、保険金の支払い能力には問題がないと考えらえます。
自動車保険会社 | チューリッヒ保険会社 |
保有契約件数 | 約837,018件(自動車保険と医療保険合算) |
実績 | 2018年 HDI-Japan格付け調査で「問合せ窓口」4年連続8回目の最高評価の3つ星を獲得 |
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の事故対応サービス
事故対応の特徴は、24時間365日の事故受付と、即日対応・即日報告にあります。土日祝日も即日対応になるので事故発生時の安心感があると言えます。
初期対応は当日の20時までなら1時間以内に担当者より連絡があり、その後の事故解決までのスピードの速さに定評があります。
全国にある9,500箇所の拠点から迅速に事故現場へロードサービスの手配をしてくれます。
相手は入院するような事故では、土日祝日問わずに訪問対応をするなど、スムーズで丁寧な事故対応の満足度が、高い保険会社です。
ただし、口コミの不満点を見ると「事故後の担当者の交渉力が弱い」「相手側に有利な示談になってしまった。」という声が少なくありません。
チューリッヒ保険会社は、大きい損害保険会社であるため、その分、交通事故の示談交渉の力量も、担当者ごとにばらつきがあり、経験の浅い担当者にあたってしまった場合には、不満を感じることも多いようです。
事故対応顧客満足度 | 96.60% |
事故対応スピード | 24時間365日土日祝日・即日対応・即日報告 |
事故対応の特徴 | ひとりにつき専任担当制・事故から1時間以内の対応 最短で当日保険金の支払い |
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険のロードサービス
ロードサービス自体は、基本的なサービスに加えて「宿泊費用」「帰宅費用」も補償されます。このときにレンタカー費用やペットの宿泊費用まで補償される手厚い補償が付いています。
また、利用者が指定する修理工場がある場合、100kmまでのレッカーけん引について無料サービスが付帯され、チューリッヒ指定修理工場への移動の場合には、距離の制限なく無料です。
全体的に無料サービスが多い点では、他の自動車保険と比較したときの優位性となっています。
サービス拠点は、全国約9,500ヵ所あり、24時間365日迅速な対応と限度額なしの「搬送費用」「宿泊費用」「帰宅費用」その他無料サービスは業界最高レベルです。
一方でデメリットとしては、「バッテリー上りへの対応」は保険期間中1回まで無料、「ガス欠時の給油」は、保険期間中1回まで10リットルまで無料と、無料条件が厳しく設定されていたり、旅行キャンセル費用は、レンタカーサービスの利用が前提と制限もあります。
サービスセンター件数 | 5カ所 |
修理工場 | 約1,400カ所以上 |
委託契約をしている弁護士数 | 全国100箇所以上 |
ロードサービス拠点 | 約9,500カ所 |
ロードサービス内容 | バッテリーの点検 ジャンピング(バッテリー接続によるエンジン起動) 交換作業(バッテリー上りは保険期間中1回まで) ガス欠時の燃料補給(10 リットルまでのガソリンまたは軽油の補給) キー閉じ込み時のカギ開け タイヤパンク時のスペアタイヤへの交換(スペアタイヤが標準装備に限り対応) 各種オイル漏れ時の点検・補充 冷却水補充(対応できない場合はレッカー対応) |
無料レッカー:工場まで | 無制限 |
無料レッカー:お客様希望先 | 100km |
宿泊・帰宅費用の距離制限 | なし |
宿泊費用 | 補償あり |
帰宅費用 | 補償あり |
帰宅レンタカー費用 | 補償あり |
ガス欠時の燃料補給 | 10Lまで無料※契約期間中1回まで |
ロードサービスアプリ | なし |
その他のロードサービス | ホテルや旅費のキャンセル費用1回につき総額50,000円まで対応 ペットホテル費用、交通費を延長料金が発生した場合も10,000円まで対応 |
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の保険料
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の保険料は、走行距離に応じた保険料算出システムを採用しています。
年間走行距離を、
- 「~3,000km以下」
- 「3,000km超~5,000km以下」
- 「5,000km超~10,000km以下」
- 「10,000km超~15,000km以下」
- 「15,000km超~」
の5区分に分けて、保険料を算出します。
走行距離が短い人はリスク細分型の「チューリッヒ保険/スーパー自動車保険」の方が、保険料が安くなり、走行距離が長い人はリスク細分型の「チューリッヒ保険/スーパー自動車保険」の方が、保険料が高くなる傾向があります。
割引サービスは、
- 「インターネット割引」
- 「e証券割引(e割)」
- 「早期契約割引(早割)」
- 「エコカー割引」
- 「ASV割引(自動ブレーキ割引)」
- 「ゴールド免許割引」
が用意されています。
保険料決定の特徴 | 年間走行距離に合わせて保険料が決定 |
ファミリーケア特別見舞金特約 | 100万円 |
インターネット割引 | -10,000円 |
本人限定割引 | なし |
ASV割引(自動ブレーキ割引) | あり |
証券ペーパーレス割引 | -500円 |
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の保険料調査・見積もり結果
試算条件
- 保険始期日:2019年1月1日
- 他の自動車保険契約中の車:なし
- 初度登録年月:2018年1月
- メーカー:ホンダNB0X
- 型式を入力する:DBA-JF3
- 自動ブレーキ装置:ついている
- 車の使用目的:家庭用
- 1年間の走行距離:7,000km以下
- 記名被保険者:契約者自身
- 生年月日:昭和63年1月1日(1988年1月1日)
- 運転免許証の色:青
- 補償の範囲:記名被保険者に限定(本人配偶者限定)
- 年齢条件:30歳以上を補償
- 保険証券の発行:しない
- 車両保険:希望する
見積もり結果
見積りプラン名 | 標準プラン |
1回払保険料 | 37,350円 |
分割回数 | 11回 |
分割払保険料:1回分 | 3,530円 |
分割払保険料:年額 | 42,360円 |
保険料の支払方法 | クレジットカード払い:1回、11回 インターネットバンキング払い:なし 払込票でのお支払い:なし 銀行振込:なし |
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
対物超過 | 50万円 |
人身傷害 補償タイプ | 車内のみ補償型 |
人身傷害 保険金額(1名につき) | 3,000万円 |
搭乗者 傷害一時金 | 医療保険金1,000万円 |
搭乗者 死亡・後遺障害 | 部位症状別払 |
無保険車傷害 | 2億円 |
車両保険補償タイプ | 限定カバー型 |
車両 保険金額 | 205万円 |
車両保険 免責金額(1回目) | 7万円 |
車両保険 免責金額(2回目以降) | 10万円 |
免責ゼロ特約 | なし |
新車買替特約 | なし |
事故時レンタカー費用特約 | なし |
車内身の回り品 | 10万円 |
弁護士費用等補償特約 | なし |
個人賠償特約 | なし |
傷害特約 | なし |
ファミリーバイク特約 | なし |
他車運転特約 | あり |
自転車事故補償特約 | なし |
対物差額修理費用補償特約 | なし |
ファミリーケア特別見舞金特約 | 100万円 |
インターネット割引 | -10,000円 |
本人限定割引 | なし |
ASV割引(自動ブレーキ割引) | あり |
証券ペーパーレス割引 | -500円 |
見積もり結果の考察
上記の試算条件では、割引も多く利用できる分、「同条件で他の保険会社で見積もりを取った金額よりも、安い」という結果になっています。
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険は、保険料の安さでもおすすめできる自動車保険となっています。
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の補償の特徴
標準プランで推奨されたものは、
- 対人賠償:無制限
- 対物賠償:無制限
- 人身傷害:3,000万円(車内のみ)
- 搭乗者傷害:1,000万円(部位症状別払い)
- 無保険車障害:2億円
というものでした、人身傷害の保険金額が若干安いという側面がありますが、基本的な補償と言って良いでしょう。
保険料の安さを重視しているためか、車両保険は、標準プランで「限定カバー型」となっています。
そして免責額は、1回目7万円、2回目10万円ですので、一般的な設定よりも1回目の免責金額が高く設定されている点が特徴です。
チューリッヒ保険/スーパー自動車保険の特約オプション
事故時レンタカー費用特約
契約車両が車両保険で補償される事故により壊れた場合、修理期間中のレンタカー費用の実費分が補償されます。
排気量が1,500CCクラス以下の、国産の自家用小型乗用車か自家用軽四輪乗用車または、指定修理工場から貸し出される自動車に限られます。
車内身の回り品特約
事故により、契約車両の室内・トランク内に積んでいたモノに生じた損傷・盗難、キャリアに固定したモノに生じた損傷について、保険険金額を限度(免責金額:1事故につき5,000円)に補償します。
弁護士特約
自動車事故や日常生活における事故で被害者になった場合に、ケガや車・モノの損害に対する賠償請求を弁護士に委任する際にかかる弁護士費用や、法律相談費用等を補償する特約です。(「もらい事故」では、保険会社は示談交渉ができないため)
個人賠償特約
自動車事故以外の日常生活の偶然な事故により、他人にケガをさせたり他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に、賠償額を補償します。日本国内限定です。
保険金額:1億円・5,000万円・3,000万円の3つのプランから選べます。
傷害特約
契約の車に乗っていない時の、日常生活にによって起きたケガを補償とする特約です。
「家族補償型」「夫婦のみ補償型」「本人のみ補償型」の3タイプから選べ、国内・海外を問わず日常生活における、ほとんどすべてのケガを補償します。
ファミリーバイク特約
原付バイクの事故により、被保険者(補償の対象となる方)が死傷された場合に補償します。相手へは「対人賠償・対人賠償」から、運転者本人は「自損事故保険」で補償します。
※エンジンの排気量が125cc以下、側車付の場合は、50cc以下が対象です。
ファミリーケア特別見舞金特約
被保険者に対して、搭乗者傷害保険で死亡保険金または、後遺障害保険金が支払われる場合に、被保険者1名につき100万円を補償します。
※後遺障害1等級から3等級までが対象です。
地震等による車両全損一時金特約
地震・噴火・津波によってお車に損害が発生して全損となった場合に、50万円を限度に補償します。車両保険「ワイドカバー(一般条件)」を契約時のみ追加可能です。
地震等による死亡一時金特約
地震・噴火・津波が原因で、被保険者が、事故の日を含め180日以内に亡くなった場合に、1名につき300万円を補償します。
※被保険者の法定相続人に支払います。
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