目次
自動車保険一括見積もりですぐに保険料の比較ができのか?

最近ではインターネットの見積もりサイトがいくつもあります。その中でも、

このように、なんだかお得なように言われているため、自動車保険の満期更新の案内が保険会社から送られてきたタイミングで、今回初めて自動車保険一括見積もりを試して見ることにしました。
補償内容が複雑な自動車保険は、プランの決め方もよくわかないため、保険の担当者のおすすめプランを何年も継続してきていると言う方も多いのではないでしょうか?
果たして、自動車保険をインターネットの一括見積もりで、本当に適切な保険料を比較できるのか体験してみることにしました。
「保険スクエアbang!」で自動車保険一括見積もりを始める

数ある自動車保険一括見積もりのサイトの中から、今回選んでみたのが「保険スクエアbang!」です。
トップページから「最も安い自動車保険を選ぼう!」というタイトルに惹かれて、期待を込めながら見積もりをスタートしてみます。
満期更新のだいたい2ヶ月前には、保険会社または代理店から次回の更新案内のプランが送付されるので、その書類を手元に用意して見積もりを始めてみましょう。
更新案内が届く前であれば、現在の契約の保険証券や保険継続証というのがあるはずなので、そちらの書類からも補償内容がわかります。
2台目の契約や初めて保険に入るために、自動車保険一括見積もりを利用する場合は、自動車の情報が必要なために、「車検証」と主に運転する方の「免許証」を見ながら内容を入力し、見積もりを進めていきます。

自動車保険見積もり条件
車名 | ノート |
---|---|
型式 | E11 |
初度登録 | 平成30年6月 |
使用目的ー | 日常レジャー |
年間走行距離 | 4000km以上〜5000km未満 |
等級 | 20等級 |
事故件数 | 0件 |
事故あり係数 | 0年 |
年齢 | 45歳 |
免許証の色 | ゴールド |
弁護士費用特約 | あり |
ファミリーバイク特約 | あり |
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
人身傷害補償 | 3,000万円 |
搭乗者傷害 | 1,000万円 |
車両保険 | あり |
免責金額 | 標準設定 |
Step1
まずは、自動車のメーカー名を選び、車名と初度登録年月を入力します。
そして、自動車保険の加入状況を選びます。
新規契約の場合は「これから加入したい」で入っていけるので、2台目の購入で自動車保険の見積もりや、初めての自動車保険に加入の方でも自動車保険一括見積もりができるようになっており、とても便利ですね。

Step2
続いて、自動車の情報です。
「ナンバー」と「型式」の入力ですが、特に「型式」について間違え内容にしましょう。同じ車名でも「発売時期によって」型式が異なります。
自動車保険では「初度登録年月」と「型式」で、その自動車の事故率を割り出して、保険料に反映するため、「保険内容や車検証をしっかり確かめて入力」してください。


Step3
では、次に「使用目的」です。
保険料を安くしたいからと言って「通勤」使用にもかかわらず「日常レジャー」にしていまうと、「事故の際に保険金の支払いがされない」などのトラブルにもなります。
ただし使用頻度によって、例えば子供の送り迎えであったり年間をとおして雨の日しか通勤では使用しない、となれば「日常レジャー」に設定しても問題ありません。
その他に、最近のダイレクト系(通販型)と言われる自動車保険では、「年間走行距離」の割引が適用されることが多く、代理店型の自動車保険で記載のない項目かもしれませんが、わかる範囲で「年間走行距離」も入力しましょう。
また、「自動ブレーキ装備の有無による割引」もお得になります。
わからない場合は自動車のパンフレットやメーカーのサイトからでも調べられるので、正しく入力することをおすすめします。

Step4
さて、ここから自動車保険の内容に移ります。継続中の自動車保険に基づいた内容でしっかり比較していきましょう。
過去に事故によって自動車保険を請求したことがある場合は、「事故の有無」や「事故あり係数」の年数、等級に注意してこちらも入力しないと、「正しい保険料が試算されない」ため、誤りのないようにしてください。


車両所有者の入力については、車検証上を基準にしていますが、実際に自動車を所有管理している方と、車検証上の所有者が異なっていることもあります。
名義変更をしていないままだったとか、リース会社名義になっていたあり、ローン返済中だとローン会社やディーラー名のこともあります。

Step5
では次に住所氏名等の個人情報を入力して進んでいきます。
インターネット上に個人情報を入力することに抵抗がある方もいるかもしれませんが、自動車保険の見積もりに必要な項目ですし、保険会社はコンプライアンスに厳しく情報が漏洩することにも細心の注意をはらっているので、それほど神経質になる必要はないでしょう。

お子様が免許をもっているけれど、この車は運転しないというなら、ご両親の年齢にあ合わせても良いと言うことです。

Step6
メインの補償内容を入力する画面になりました。
新規で自動車保険に加入する場合は、あらかじめ入力されている内容の「対人賠償」「対物賠償」は無制限で「人身傷害補償」は最低額3,000万円になっているので、希望にあわせて保険金額を引き上げて構いません。
ただし、「人身傷害補償」は実際に事故にあった方の逸失利益に基づいて支払われます。
車両保険について、新車の場合は購入金額(本体+オプション+付属品)の値引き前の価格で設定します。
あまりにも高額なオプションを付けてあったり、特別仕様車の価格帯である場合に、希望に添えない可能性もあります。
まずは一旦、希望通りの車両金額を設定して見てくだい。見積もりでは適正価格に変更される場合がほとんどです。
中古車でも同じように自動車の、購入金額の設定で問題ないのですが、まれに市場価格の平均額を下回っていたりすることもあります。
その場合は、車両保険金額を「標準価格帯の下限まで引き上げる」こともあります。
一定の車両価格からはずれると、車両保険が付けられないこともありますが、自動車保険一括見積もりでは記載ないので、とりあえずは大まかな設定でも問題ありません。

Step7
最後の項目に「運転者限定」とその他の「特約」を選んでいきます。
「運転者限定は」本人や本人と配偶者、同居親族の場合はわかりやすいのですが、お子様が運転する可能性ある場合には、
- 同居のお子様か?
- 別居未婚のお子様か?
によっても、「家族限定」か「運転者限定なし」などに変わってくるので気を付けましょう。
ちなみにに、既婚歴のある独身のお子様は別居であれば、別居親族の扱いなるので「家族限定」の設定はできません。
Step8
さて次に特約の設定ですが、補償を厚くするための特約として5つの特約を選べるようになっています。
おすすめは「弁護士費用補償」です。
また「事故時諸費用補償」は、事故の際に臨時の宿泊費や交通費に利用できる特約ですが、保険料を安くしたい場合は付けなくてもそれほど影響ないでしょう。
実際に自己負担でもなんとかなります。もちろん余裕があれば特約として追加しても良いでしょう。
その他「レンタカー費用」「ファミリーバイク特約「身の回り品」とありますが、本当に必要性があると思う特約だけを検討して、それほど必要性を感じない場合は付けない方を選択します。
詳しくは見積もり画面の「?説明」や「参考データ」のところをクリックして補償の内容を閲覧できるようになってるため閲覧して見ましょう。

Step9
「保険スクエア」bang!」自動車保険一括見積もりはここまでくると最終画面になり「見積もりを受け取る」をクリックして完了してください。

ほぼ、間髪いれずに見積もり結果のメールが受信されてきます。

ここまでおおよそ「5分程度」で、複数の保険会社の自動車保険の保険料が比較できるようになります。

「保険スクエアbang!」自動車保険一括見積もり結果

とても簡単にあっさりと見積もり画面の完了まですすんでから、続々と各保険会社からの見積もり結果のメールが到着しました。
メール対応と平行して一週間以内に、郵送で見積もり結果がハガキで送付されてきます。土日を挟まなければ「3〜4日程度で到着」します。
では、実際に自動車保険の保険料はどのくらいの違いがでているのでしょう。
「保険スクエアbang!」では、「リアルタイム」で自動車保険の見積もり結果を参照できる画面も用意されています。
メールにリンクが貼ってあり、2社の保険会社を除いて5社の比較しやすい表も閲覧できます。


SBI損保
(人身傷害搭乗中のみ:インターネット割引10,000円:証券発行なし割引500円)
唯一、「年齢条件が26歳未満」で設定されていたのが、SBI損保です。
記名被保険者が45歳に対して若い年齢設定ですが、この保険会社の上限設定になるので、思わぬところで運転できる年齢条件の範囲が広くなっています。
チューリッヒ
(人身傷害搭乗中のみ:インターネット割引3,000円〜:証券発行なし割引500円)
基本的な補償は他の保険会社と大きく差がないようですが、「他車運転危険補償特約の設定がありません」。
他人の車を運転している時に事故にあった際には、自分の保険を優先的に使用するという特約ですが、チューリッヒでは車両保険を付けている場合のみ、追加されるようです。
アクサダイレクト
(人身傷害搭乗中のみ:インターネット割引6,000円〜)
リアルタイム見積もりの表では、特約や割引欄がとてもシンプルになっています。
実際にアクサダイレクの保険サイト「マイ・アクサファイル」で補償内容を確認すると、「弁護士費用補償なし」になっていることが参照できました。
ちなみに希望プランの「弁護士費用補償」ありのリクエストプランでは、保険料が24,430円となっており、アクサダイレクでは、保険料を安くした「リーズナブルプラン」と補償内容を厚くした「とくとく追加プラン」と計3パターンのプランの提示が閲覧できます。
セゾン自動車おとなの自動車保険
(インターネット割引10,000円証券発行なし割引600円)
CMでおなじみの「おのなの自動車保険」の特徴は年齢条件が、「1歳単位」になっていることです。
そのため、今回見積もり設定の記名被保険者は45歳だったので、保険の年齢条件も45歳となっていますが、40代〜50代の事故率の低い年齢層の保険料を安くするために設けられているという部分は、「他の保険会社にないお得な条件設定」です。
該当する年齢層の方は、検討したい保険会社ですね。
三井ダイレクト損害保険
(搭乗者傷害1,000万円:インターネット割引500円)
三井ダイレクト損害保険では「搭乗者傷害1,000万円」の設定があります。
この特約は人身傷害のプラスアルファされるような特約で、事故内容が確定してからようやく保険金が支払われる人身傷害補償よりも、一定の条件を満たした場合の一時金として、事故解決前でも先に保険金が支払われるイメージなります。
補償される範囲は人身傷害補償と同じ、ご契約の自動車を運転している方と一緒に乗っている方が対象です。
イーデザイン損保
(インターネット割引10,000円:証券発行なし割引500円)
どのサイトの自動車保険一括見積もりから入ってみても「イーデザイン損保」に限っては、「即時に見積もり保険料が開示されない」よいうになっています。
保険会社のコンプライアンスの方針からなのでしょうけれど、保険会社サイトでまた一から見積もり条件を入力しなければならないのは、やはり面倒ですね。
とは、言ってみるものの「イーデザイン損保」は日本で最初の自動車保険大手「東京海上日動火災」のグループ会社なので、「補償内容や事故対応に抜かりない」はずですから、少し面倒でも保険サイトへから見積もりをして実際に、保険料を試算してみましょう。
ソニー損保
(人身傷害搭乗中のみ:搭乗者傷害1,000万円:インターネット割引10,000円 :証券発行なし割引500円)
「車両保険あり」の入力をして自動車車保険一括見積もりをしても、ほとんどの保険会社が「車両保険なし」のプランを提示してきますが、今回は「ソニー損保」だけ「車両保険が設定」されていました。
その代わりなのか「弁護士費用補償なし」「運転者限定なし」となっているので、希望内容と少し異なったっており、自動的に補償内容が調整されて保険料を安くした試算したプランとなっています。
このことから、保険会社のサイトで補償内容に注意して、もう一度見積もりし直すことをおすすめします。
自動車保険は、お得な申し込み手続きの割引「早割」を活用しよう
ダイレクト系(通販型)のインターネットで手続きをする自動車保険には、「インターネット割引」を売りにしていたり、ペーパレスを推奨して保険証券を発行せず割引対象にしているなど、「保険料を安くするサービス」が見受けられます。
そして、もうひとつ特徴的な割引に「早割」と言われる、保険満期日の1ヶ月以上前に更新手続きをすると保険料から割引をしてくれる、保険会社もあります。
チューリッヒ | 45日前 | -500円 |
---|---|---|
セゾン自動車おとなの自動車保険 | 50日前 | -600円 |
イーデザイン損 | 45日前 | -500円 |
「インターネット割引」と「証券不発行割引」に「早割」を追加するとかなり保険料が安く抑えられます。
自動車保険の満期更新は、次回の更新案内が送付されてきたら、すぐに見直し手続きをすることをおすすめします。
「保険スクエアbang!」自動車保険一括見積もりのメリットとデメリット

数ある自動車保険一括見積もりのサイトで、今回利用した「保険スクエアbang!」の自動車保険一括見積もりが一番多くの保険会社を提示してくれました。
基本的にダイレクト系(通販型)のインターネットで手続きをする保険会社を抜粋して見積もりされているので、実際の更新や加入手続きもインターネット上だけで完了するというところも魅力です。
では、自動車保険一括見積もりのデメリットはあるのでしょうか?
使いやすさと保険料の比較のしやすさは良くても、保険料の安さだけでは決められない部分もあります。
自動車保険は事故にあって初めて役に立つ訳ですから、補償内容や補償範囲といったとことも、「他社との違いを見極め」なければなりせん。
その点がインターネット上の画面で、ざっくりと見積もり表を見ただけでは、わかりづらいので、郵送されてくる見積もりハガキを待ってから、紙面で見比べることになってしまい、少なからずとも「タイムラグが発生」してしまうのが少しデメリットに感じます。
それ以外には、希望した内容で見積もりプランが提示されないこともあるため、保険会社のサイトで「再見積もり」をしなければならないこともでてきます。
まとめ
簡単に見積もりができて、保険料の安い保険会社を比較検討できる自動車保険一括見積もりの「保険スクエアbang!」は活用したほうがよいのかどうかという点にせまってみると、これは言うまでもなく保険会社の比較を目でみてわかりやすく理解できることから、自動車保険以下一括見積もりの活用は有益です。
ただし、あくまでも保険会社のシステム上で自動的に試算された見積もりプランなので、「補償内容の細かい部分を詰めてプランの修正が必要」です。
5社以上の保険会社の詳細を全て比較するのは、かなり大変なので提示された保険会社を2〜3社に絞ってある程度の目処をつけてから、補償内容を詰めていくことをおすすめします。
特に運転者条件は「本人限定」「本人夫婦限定」とでは保険料が異なりますし、年齢条件も「30歳以上補償」と「30歳未満不担保」でも補償範囲が違ってきます。
そういった細かなところは、保険会社ごとに注意をはらいながら、比較していくのが良いでしょう。
自動車保険一括見積もりは、代理店での対面対応にくらべて、自分自身で判断することが多くなるので、まったく保険に入るのが初めての方が新規で見積もりをするよりも、自動車保険を「何年も継続更新している方や2台目を購入する方」のほうが向いているでしょう。
理由は加入中の保険証券などから、補償内容や保険料を目安に比較するほうがわかりやすいからです。
以上のように、自動車保険一括見積もりは、メリットやデメリットも含めて結論としては、おおいに活用のしがいがあります。

「インターネット割引適用があるの?」