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自動車保険一括見積もりを試してみました

毎年のように保険料が上がっている自動車保険は、車両の金額は減価償却されますし、事故なしだと等級も上がって割引が高くなるから、

となんだか不服に思っている方も多いのではないでしょうか。
自動車保険の満期更新のたびに、高くなる保険料に納得いかないまま更新していたけれど、はじめて自動車保険一括見積もりを試すことにしました。
いつも代理店の担当者に補償内容を説明してもらうのですが、

「代理店の担当者から、おすすめしてもらえない。」
ということがあるため、今回は自分で納得がいくように、他の保険会社も比較してみたいと思い、「ズバット自動車保険比較」を利用して自動車保険一括見積もりを体験してみることにしました。
「ズバット自動車保険比較」の見積もりに挑戦

「ズバット自動車保険比較」は、とてもシンプルなトップ画面からすぐに、見積もりスタートできるようになっています。「無料で複数の自動車保険を比較できる」のは本当にありがたいですね。
さて、インターネットでどれくらいの見積もりができるのでしょうか?
簡易的で、あてにならないんじゃないかと心配にもなります。でも保険の代理店はお客様センターだと、あれこれ誘導され余計な特約を付けて保険料が高くなるのは困ります。
とにかく、納得がいくような保険料を求めるためにも、面倒がらずに自動車保険一括見積もりを利用してみましょう。

自動車保険の見積もり条件
車名 | プリウス |
---|---|
型式 | ZVW30 |
初度登録 | 平成30年6月 |
走行距離 | 4000km以上〜5000km未満 |
使用目的 | 日常レジャー |
免許の色 | ゴールド |
年齢 | 45歳 |
運転者 | 本人のみ |
等級 | 20等級 |
事故 | なし |
事故あり係数 | 0年 |
対人賠償 | 無制限 |
対物賠償 | 無制限 |
人身傷害補償 | 5000万円 |
車両保険 | あり |
弁護士費用補償 | あり |
Step1
まずはじめに自動車のメーカー名を入力して「見積もりスタート」をクリックすると、自動車の情報の入力へ続きます。
のちに保険の内容も入力するので契約中の自動車保険の満期更新案内を手元に用意しておくと便利です。

現在契約中の場合は問題ないはずですが、自動車の初度登録と型式により、自動車の「料率クラス」と言って、事故率にあわせた保険料が決まってくるので、新規で自動車保険の見積もりをする場合は、自動車の「車検証を見ながら正しく入力」しましょう。

Step2
続いて入力するのは、運転する自動車の「使用目的や走行距離」と、任意で「自動ブレーキの装備」についてです。
実際に「通勤」で使う日数が、週2回くらいで、出張が多いため電車通勤も含めると年間100日ほど、と言うような場合は「日常レジャーで設定」しても問題ありません。


Step3
ここまでサクサク進むと、次は補償内容の入力に移ります。だいだい、基本的な補償と最低金額の保険料でシンプルな構成になっているので迷うことなく入力できます。
もちろん継続中の保険証券や保険継続証、または次回の更新案内の見積もりにを見ながら「正確に補償内容を入力」しましょう。
現在の自動車保険内容を「満期・保険会社・等級・事故内容」などを入力します。


自動車保険の内容は万が一誤って入力しても、保険契約後に保険会社間で調査されるので、保険契約してから後々になって訂正するようなことは、かなり面倒になります。
あらかじめ正しい内容を反映しましょう。
自動車保険一括見積もりでは、車両保険を希望しても保険会社によって車両保険なしのプランになるようですが、車両保険を付けているなら現在の契約内容にあわせて車両金額を入力します。
Step4
次は、車両の所有者や免許証の情報を入力していきます。

車両所有者は車検証上の名義人を、「主に運転する方の免許証」の情報とすることを間違えないようにしましょう。
Step5

同居のお子様が22歳だとして、運転する可能性があるなら「21歳以上補償」にします。
ただし別居の婚姻歴がないお子様が運転する場合は、年齢設定に含める必要はなく、年齢条件は「35歳以上」で、運転者限定を「家族限定」や「限定なし」を選んでも補償範囲にはいるため問題ありません。

Step6
メインの補償内容の画面に移ります。

ここでは人身障害補償が「3000万円」になっていたので、保険証券の内容にあわせて「5000万円」に変更しています。
現在の契約を比較するために、まずは「同等プラン」になるよう試算していきましょう。
車両保険の免責金額の背定は、固定金額ではなくアバウト設定になっており、2パターンで「標準的な設定」か「高めの設定」で選ぶようになっていました。
Step7
最後に、運転者限定と任意の特約画面になります。

運転者限定は、補償範囲を狭く限定することで保険料が安く無駄がないのですが「本人限定」や、「夫婦限定」にするとその他の同居親族が補償対象外になります。
同居のお子様や、同居のご両親がたまにでも運転する可能性がある場合は広い範囲の「家族限定」を選びます。
そして任意の特約の場合は、現契約に付いている特約があるなら、その通り入力しますが何もなければ、とりあえず「弁護士費用特約」を選ぶことをおすすめします。
Step8
ここまでで「ズバット自動車保険比較」の入力は全て終了です。
自動車保険一括見積もりをいくつか試した中で、最もシンプルな画面遷移でアッと言う間に見積もりが完了しました。
ここまでで、「5分もかかってない」かもしれません。全く迷うことなく進んでいけるのでとても簡単でした。

そして「見積もりを受け取る」をクリックするとほぼ同時に、メールが続々と受信されてきました。
1社を除く、全部で5社の保険会社から「1分も掛からず到着」したのは驚きです。「ズバット自動車保険比較」は、あまりにも簡単でしたので、忙しい中でもサッと自動車保険の比較ができる優れものです。
「ズバット自動車保険比較」で届いた見積もり内容を比較

それでは、実際の見積もり内容を比較してみていきます。同じ見積もり条件で自動車保険一括見積もりを利用しても、保険会社ごとに保険料が異なっています。
補償内容についても「車両保険あり」のつもりで車両金額を入力してみても、必ずしも「車両保険を付けた見積もりプランになるとは限らない」ようです。
年齢条件について、保険会社によって年齢設定もバラつきがあります。
今回は、最もよく運転する記名被保険者の年齢を45歳にしているので、年齢条件の上限になると思っていましたが「26歳以上」「30歳以上」「35歳以上」を3パターンあり、年齢条件の設定がない保険会社もありました。
例えば、「新車割引」「ゴールド割引」「インターネット割引」「証券不発行」といったものが主な割引になっており、自動車保険一括見積もりでは、平均的なラインのプランに揃えて見積もっているためです。
補償内容の特徴は、人身傷害補償に「搭乗中のみ」を設定している保険会社と、設定していない保険会社に分かれました。

「ズバット自動車保険比較」で届いた見積もり


ソニー損保
今回の自動車保険一括見積もりで、一番はじめにメールが届いたのがソニー損保です。
ソニー損保のホームページから見積もり内容を閲覧できるように、ユーザーIDとリンクが貼ってあるので、そこから改めてプランを参照するようになっていました。
ソニー損保のプランは「車両保険あり」になっており、さらに「傷害一時金」というのが付いていました。
また、自動車保険一括見積もりの入力時に「弁護士費用特約あり」にしたにもかかわらず、「弁護士費用特約なし」で見積もりされていたのですが、おそらく車両保険で保険料が高くなるため、特約で「自動調整したプランが提案」されているようです。
三井ダイレクト損害保険
2番目に見積もりメールが届いたのが、三井ダイレクト損害保険です。「車両保険なし」のプランでした。
こちらも「お客様番号」と「パスワード」があり保険会社のホームページから閲覧できます。
三井ダイレクト損害保険では「弁護士費用特約あり」で見積もりされており、「見積もり時の希望どおり」なので安心しました。
「車両保険」については一定条件に当てはまらない場合は、自動的に外されているという記載があり、問い合わせ窓口の誘導もあったため親切です。
「車両保険」を付けたい場合は問い合わせしてみることをおすすめします。
SBI損保
続いて、3番目に到着したメールのSBI損保ですが、こちらは見積もり内容が閲覧できるマイページへのリンクが貼ってありました。
お客様番号やパスワードをコピーする手間が省けて便利です。「安めのプラン」になっています。
マイページでは、他に「おすすめプラン」「充実プラン」の提案もあり、マイページの見積もり画面で、改めて見直すせるようにできる仕様になっていました。
イーデザイン損保
メールは他の保険会社同様に「スピーディに到着」したけれど、イーデザイン損保は自動車保険一括見積もりでは、実際に見積もりしておらず、改めて保険会社の「ホームページ上で見積もり試算する」ようになっています。
おそらくセキュリティの関係でそのような手順を踏むことにしているのでしょう。
イーデザイン損保は「車両保険なし」のプランです。
ここで「一から車両情報を改めて入力する」のは、少し面倒ですね。自動車保険一括見積もりの趣旨から少しはずれていたのは、イーデザイン損保のみです。
でも操作が簡単で、プランを選びなおしができる点でを思えば、それほど気になることでもないかもしれません。
セゾンおとなの自動車保険
唯一、年齢条件の設定がない自動車保険が「おとなの自動車保険」です。
そして「車両保険あり」のでした。同じく「車両保険あり」のソニー損保より保険料が安いことは魅力的です。
独特なのが、セキュリティー会社のALSOKと提携して事故時の対応の駆けつけサポートがる点ですが、何かと不安な事故が発生した時に活用できるサービスです。
アクサダイレクト
自動車保険一括も積もり後に続々と届いたメールから遅れること半日ほどで、アクサダイレクトのメールが到着しました。
「マイ・アクサファイル」という見積もり専用ページのリンクが貼ってありました。
「車両保険なし」の「人身傷害補償(搭乗中のみ)」でシンプルなプラン以外に提案プランもあり、「3パーターンの保険料が比較できる」ようになっていました。
自動車保険一括見積もりを利用してみて
以上のように、各保険会社の見積もりメールが到着すると同時に、「ズバット自動車保険比較」からもリアルタイム見積もり画面から「SBI損保」「ソニー損保」「三井ダイレクト損害保険」「セゾンおとなの自動車保険」は補償内容と保険料が参照できるようになっています。
そして、郵送の場合は1週間以内に到着と記載がありますが、「だいたい2〜3日」で、見積もり内容のハガキが届きます。
インターネット上からだけではなく、郵便物から紙面上でも見積もり内容の比較ができるのは、ありがたいですね。
ただし、自動車保険一括見積もりは簡易的な要素もあり、必ずしも希望通りのプランになるとは限らない点があります。

自動車保一括見積もり「ズバット自動車保険比較」のメリットとデメリット

インターネットで簡単にできる自動車保険一括見積もりでわかることは、やはり複数の保険会社を同時に比較できるので、保険料が目で見てすぐに比較できることです。
しかし補償内容の細かい設定となると特約の詳細までは、自動車保険一括見積もりの際に入力箇所も限られているため、継続中の自動車保険がある場合に、適切な比較がしづらい点もあります。
ではここでメリットとデメリットを見てましょう。
ズバット自動車保険比較のメリット
ズバット自動車保険比較は、サイトの操作性がよくて画面遷移がわかりやいのが特徴です。

「ズバット自動車保険比較」は、
- 見積もり試算後、メールが到着にスピード感がある
- リアルタイムで見積もり内容を参照できる
- 大まかに現契約の自動車保険との保険料の差を見て判断する
などの場合に、とても便利で使いやすサイトです。メールだけでなくて、のちに郵送で見積もり結果の案内が届くといったメリットもあります。
- とにかく安い保険会社で契約したい
- 一度に複数の保険会社を比較したい
など場合には、時間の節約になりますし、効率よく見積もりができるところも大きなメリットです。
さらに、どの保険会社もマイページなどにリンクしており、後からプラン変更や見積もりもできます。
あらかじめパターン違いで見積もりを提案してくれている保険会社もあって、インターネット上だけで、詳細を詰めていけることにも優れています。
ズバット自動車保険比較のデメリット

と思いますね。確かにメリットだけではなく、それなりにデメリットもあります。
実際に「ズバット自動車保険比較」を使って見て感じたデメリットは、
- 保険会社ごとに年齢条件の設定が異なる
- 車両保険が付いている場合と付いていない場合がある
- 人身傷害補償の補償範囲などの詳細が自動的に適用して見積もり試算される
などです。せっかく手元の保険証券を見ながら、入力しても実際は少しずつ保険会社によって違った内容の見積もりなので、完全に一致したプラン内容ではないのがデメリットです。
これは保険会社によって、もともとの特約に違いがあるため仕方ないことなので、そういうものだと理解しておくとよいでしょう。

まとめ
「スバット自動車保険比較」のメリットとデメリットを見てもわかるように、自動車保険一括見積もりで全てが解決する訳ではないとい点があります。
それを踏まえながら上手に利用して行く必要があることと、自動車保険は商品内容が毎年のように改定されるので、
をおすすめします。
そして、自動車保険以外に他の保険を加入している場合は、特約に注意をはらいながら、
- 同じような特約に別に加入していないか?
- 自動車が2台ある場合は1台目と補償が重なる特約はないか?
なども、比較検討することも大切です。
若い世代とシニア世代では、求める補償内容も異なるはずです。家族構成などから、
- ご自身側の補償を充実させる
- 新車だから車両保険は外せない
など、よく検討することで保険料の安さ以外にも目を向けることもできます。
保険料を安くするための「検討材料は多ければ多い方が良い」ので、代理店で担当者に伺うよりも簡潔に理解できるのは自動保険一括見積もりの特徴です。
こう言った特徴から、インターネット上で速やかに補償内容や特約を目で見ながら判断できるのも、満足のいく自動車保険を探すためには、自動車保険一括見積もりは利用する価値があるのではないでしょうか。
今では、代理店型の大手損保会社以外にも多くの保険会社があり価格競争も激しくなっています。特にダイレクト系(通販型)と言われる自動車保険は、「保険会社独自のサービスも充実」しています。
自動車保険を比較検討する場合には、何を一番重視するか人それぞれですので、よく考えながら、ご自身にあった自動車保険を見つけられるように、お手伝いをするようなサイトが自動車保険一括見積もりだと言えます。